「多分俊には好きな人がいるんだ」 「好きな人?」 思わず聞き返してしまった 莉子さんじゃなくて? 「うん、好きな人とまではいかなくても気になる人が」 「その人を莉子さんは知ってるんですか?」 莉子さんはアイスココアのストローを回す手を止め、私の顔を見た 「? なんですか?」 「ううん」 少し沈黙 はぁ なんかこう冷静に考えてみると、私、この町であんまり知り合いとか友達とかいないのに大塚さんのこととか莉子さんのこととか野嶋さんのこととか忙しいな