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キーンコーンカーンコーン

学校が始まった。

僕の席は廊下から2番目、
前から4番目だ。

「またお前振られたのかよ」
と、後ろの席から声をかけてきた。
こいつは慎八。野球部で背が高い。

「てかお前軽すぎ」
僕の右、窓側の席から
声をかけてきたのが泰輔。
バドミントン部所属だ。

「ちょっと待てよ!!俺!!俺!!」
こいつは紘樹。
仲のいい彼女がいる。

「つーかさ、トランプの
罰ゲームで告白とかなくね!?」

「いや、ホントにやるとは
思わんかった(笑)」

慎八と泰輔が見事にハモった。