「だってもう、
俺だけの特権でしょ?」
「は・・あぁっ・・!」
胸に顔を埋めながら
手は抜け目なく体を探る。
直ぐにありきたりな場所には
手を出さない。
彼は"楽しむ"つもりなんだ
と・・予感した。
童貞に近い男の方が楽だ、
と、のたまう玄人女の
言葉の意味を思う。
"俺だけだと"云えと何度も
囁き、私を責め上げていく。
何かおかしい・・と感じた。
「まっ・・て・・ぁぁっ・・」
ウソを嫌うジュードに
戸惑いながら彼の愛撫に
とかされて声を上げる。
余裕のない頭の中で考えた。
"そう答えれば
私は彼を傷つける"
まだ、失恋したばかり。
それを云える自信がない。
「・・頑固だな、ふふ・・!」
「あ・・いゃぁ・・っ」
グッ、と膝裏を持ち上げたか
と思うとお尻の下に自分の
両膝を挟み入れた。
おしめを変える赤ちゃんの
様に扱われてる。
カアッと顔に熱を篭らせ、
かぶりを振った。
「顔から火がでそう・・? 」
「や、そんなイジり方・・!」
「嘘つき・・・」
「ア・・ァ・・!」
露になる、濡れて
どうしようもない場所を
指先を伸ばし
チロチロと抜き挿し焦らす。
「シア・・? 全部・・
見てあげるからね・・」
私に見える様に弄び、
天使の様な笑みで囁いた。
私に見えるように、そして
私の顔から目を反らさずに、
ペチャっ・・ちゅくっ・・
音を立て続けてる。
彼の肩を跳ね返したい、
だが剥かれた芽を好きにされ
巧みに指を弄られて
拒否しきれない。
「あぁっ・・ンアッ・・!」
聞こえるのは淫靡な音、
彼の視線と、
舌と指に辱められ続け留め
なく漏れる鳴き声と甘い息。
唇は遠慮なくその付近を這い回り、
生暖かく
柔らかい舌の感触を残していく。
そして何度も何度も
追い詰められて。
ジュードが私の脚を解放する
頃にはもうグッタリとなって
しまっていた。
「イキ疲れはまだ早いだろ!?」
「・・・・・アッ、」


