「っうん・・・。」


ちゅくっ・・、
ちゅくっ・・ピチャッ・・。



「あぁっ・・・んっ、ふ、」



「クスッ・・。」



ジュードさん・・?



「やめ・・て・・。」

「誰が先に寝ていいって・・?」

「・・・!」



ぱちん!

やっとの事、
手を伸ばして明かりを着けた。

薄暗い中、
浮かぶ白い胸板を目の前に見る。

ぼやけた頭で思い出す。
彼は私の部屋など
取っていなかった事を。

だからここで眠ってただけだ。
何の文句があると云うのか。



「なんで・・裸なんです・・」

「誰かさんのマネをした、
それに愛し合うのに服は
要らなくない・・?」

「それは・・・」



ちゅくっ・・・

音をたてながら
から首筋を軽く啄ばんでいく・・。

パジャマのボタンはとっくに外され
スルリと滑り込み
胸の頂を弄っている。


「・・・シミひとつない」

「ん・・・・!」


たった一度抱かれただけなのに
彼は私の弱い所を
熟知しているかに思えた。

明かりを着けるんじゃなかった・・。

そう思い、鎖骨から胸に滑って行く
唇に身を震わせながら

また伸ばそうとした手を
彼が察して
手首を掴み止められてしまう。


「・・・!? ゃあっ・・・!」


脱がすと云うより・・少し乱暴に
全て剥ぎ取られてしまったのだ。


「酔ってるんですか・・・?」

「ワインしか飲んでないよ。」


シーツさえ剥がれ、
まさに一糸纏わぬ体を曝された・・。


「・・・・・・。」


体に巻きつけた腕を彼は取り払う。

また・・
こうやって羞恥心を煽る心算か。

じっと
私の全てを手の平で撫で眺めてる。