「ジュードさん、あそこに
誰か居るみたい・・。」
「は? え? なに?」
社長は電話口で
ペラペラ喋るわ、
後ろでシアは俺を突っつくわ
集中できない。
取り合えず、彼女の指した
玄関に目をやる。
『犬を飼ってるのがバレて、
マンション追い出されたって。
暫く、そっちで
面倒みてやってよ。』
「また・・?いや、だけど
今は女の子もいる・・。」
玄関側に立って、
手を振っているヤツがいる。
携帯で話しながらそちらに
近づく。
シアは俺を盾に後ろを歩いた。
黄色っぽい金髪、
ヘビーメタルっぽい格好??
待てよ、
どっかで見たような・・。
『もう、
着いてる頃なんだけど』
「ああ・・・・、ええ。」
ニカーッ!!と笑い、
それは昔懐かしい・・
金ちゃん走りのマネ?
『家賃も払う様に
云ってあるから宜しく!』
プーーーーーーーーー。
コレは社長の
嫌がらせに違いない。
ああ、絶対そうだ。
間違いない。
額に手を当て頭を抱えてる
俺に彼はピカピカの笑顔で
ご挨拶だ。
「ちわース!暫くご厄介に
なりますですー!
いやぁ~ジュードさん、
久しぶりっスねー!」
「いや・・男のハグは
要らないんだ。」
たった今突き放した
馴れ馴れしいこの男は
あの、コラボ・ゴスロリの
今のトコロ、
売り上げNO1を誇る男。
そう・・
フザケたパンク・バンドの
"黙ってりゃ男前"な
ベーシストである
ナスティこと、
那須ツギオだった。
俺に"生粋のアホ"だと
認定され大喜びしてる様な
本気のアホである。
まあ?
扱い安い男ではあるから
楽かもしれない。
たまーに、ウチは・・
持ち家が大きめで、
社長の信頼も
厚いと云うだけで!
こんな事態に
なる事があるんだ。
まるで"J"のつく事務所の
マネしてるみたいにさ。
「アレレ! ・・ちっさ!
チワワかと思った!
"ジューちん"のイモ(ウ)ト?」
ダレが"ジューちん"だ?
・・・・はっ。
誰か居るみたい・・。」
「は? え? なに?」
社長は電話口で
ペラペラ喋るわ、
後ろでシアは俺を突っつくわ
集中できない。
取り合えず、彼女の指した
玄関に目をやる。
『犬を飼ってるのがバレて、
マンション追い出されたって。
暫く、そっちで
面倒みてやってよ。』
「また・・?いや、だけど
今は女の子もいる・・。」
玄関側に立って、
手を振っているヤツがいる。
携帯で話しながらそちらに
近づく。
シアは俺を盾に後ろを歩いた。
黄色っぽい金髪、
ヘビーメタルっぽい格好??
待てよ、
どっかで見たような・・。
『もう、
着いてる頃なんだけど』
「ああ・・・・、ええ。」
ニカーッ!!と笑い、
それは昔懐かしい・・
金ちゃん走りのマネ?
『家賃も払う様に
云ってあるから宜しく!』
プーーーーーーーーー。
コレは社長の
嫌がらせに違いない。
ああ、絶対そうだ。
間違いない。
額に手を当て頭を抱えてる
俺に彼はピカピカの笑顔で
ご挨拶だ。
「ちわース!暫くご厄介に
なりますですー!
いやぁ~ジュードさん、
久しぶりっスねー!」
「いや・・男のハグは
要らないんだ。」
たった今突き放した
馴れ馴れしいこの男は
あの、コラボ・ゴスロリの
今のトコロ、
売り上げNO1を誇る男。
そう・・
フザケたパンク・バンドの
"黙ってりゃ男前"な
ベーシストである
ナスティこと、
那須ツギオだった。
俺に"生粋のアホ"だと
認定され大喜びしてる様な
本気のアホである。
まあ?
扱い安い男ではあるから
楽かもしれない。
たまーに、ウチは・・
持ち家が大きめで、
社長の信頼も
厚いと云うだけで!
こんな事態に
なる事があるんだ。
まるで"J"のつく事務所の
マネしてるみたいにさ。
「アレレ! ・・ちっさ!
チワワかと思った!
"ジューちん"のイモ(ウ)ト?」
ダレが"ジューちん"だ?
・・・・はっ。


