常連組の1人が予想だに
しなかった事を告げたので、
俺はつい
素っ頓狂な声をあげてしまう。
「すみません。
煙草を買った途端に
手を掴まれてしまって。」
そして無理やり何処かへ
連行されそうになったらしい。
本当にソイツ、
補導員だったのか?
彼女が摩っている手首に
赤いアトが残ってたんだ。
ちょっと乱暴過ぎるな。
「あたし達が何云っても
聞いてくれなくってそれで、」
「皆で飛び
掛っちゃったんだよねー♪」
「エッ、そうなの!?」
全員が
こっくり頷いたのである。
そりゃ、全力疾走な訳だ。
「マジで? ・・プッ、」
「ぷっ!」
とうとう我慢仕切れなくて
マネージャーと
大笑いしちまった。
膝をバンバン叩きながら
笑っている俺を見て
緊張してた周りも笑ってた。
笑われているシアは今、
耳まで真っ赤だ。
「くっ・・! お前、
一体イクツに間違われたん
だろうね? も、ふふっ!」
「あー、
次は僕が買いに行くよ。」
「・・クッ。あー、でもさ。
無茶しないでよ? ホント、
アリガト。助かったよ・・。」
ヒーヒー笑った後、
追っ掛けの常連組1人、
1人にお礼のハグをした。
また何かあったら
厄介なのでマネージャーに
彼女らを車で駅まで送迎させた。
車の中から皆、
シアと手を振り合ってる。
「撮影は・・。」
「点検待ちだ。」
仕事の事を気に掛けた
彼女から携帯の灰皿を
受け取りやっと煙草を吸う。
(しかし、
彼女達に助けさせるとはね)
あるイミ、
"不思議ちゃん”である。
そんな事考えながらジィーと
横目で見ていた俺に
やっと気付いたらしい。
「なんです?」
口を一文字に結び、
恥かしいのか困ってンのか。
云い出そうとして俺はまた
吹き出しちまう。
そんなシアの背中を宥めるか
にポンポン叩いてやった。
思わず
メイクさんを手招きで呼ぶ。
笑いのツボに
ハマったままだったんだ。
「今夜は焼肉だな。
・・大きくなんなさい?」
しなかった事を告げたので、
俺はつい
素っ頓狂な声をあげてしまう。
「すみません。
煙草を買った途端に
手を掴まれてしまって。」
そして無理やり何処かへ
連行されそうになったらしい。
本当にソイツ、
補導員だったのか?
彼女が摩っている手首に
赤いアトが残ってたんだ。
ちょっと乱暴過ぎるな。
「あたし達が何云っても
聞いてくれなくってそれで、」
「皆で飛び
掛っちゃったんだよねー♪」
「エッ、そうなの!?」
全員が
こっくり頷いたのである。
そりゃ、全力疾走な訳だ。
「マジで? ・・プッ、」
「ぷっ!」
とうとう我慢仕切れなくて
マネージャーと
大笑いしちまった。
膝をバンバン叩きながら
笑っている俺を見て
緊張してた周りも笑ってた。
笑われているシアは今、
耳まで真っ赤だ。
「くっ・・! お前、
一体イクツに間違われたん
だろうね? も、ふふっ!」
「あー、
次は僕が買いに行くよ。」
「・・クッ。あー、でもさ。
無茶しないでよ? ホント、
アリガト。助かったよ・・。」
ヒーヒー笑った後、
追っ掛けの常連組1人、
1人にお礼のハグをした。
また何かあったら
厄介なのでマネージャーに
彼女らを車で駅まで送迎させた。
車の中から皆、
シアと手を振り合ってる。
「撮影は・・。」
「点検待ちだ。」
仕事の事を気に掛けた
彼女から携帯の灰皿を
受け取りやっと煙草を吸う。
(しかし、
彼女達に助けさせるとはね)
あるイミ、
"不思議ちゃん”である。
そんな事考えながらジィーと
横目で見ていた俺に
やっと気付いたらしい。
「なんです?」
口を一文字に結び、
恥かしいのか困ってンのか。
云い出そうとして俺はまた
吹き出しちまう。
そんなシアの背中を宥めるか
にポンポン叩いてやった。
思わず
メイクさんを手招きで呼ぶ。
笑いのツボに
ハマったままだったんだ。
「今夜は焼肉だな。
・・大きくなんなさい?」


