覚えてる番号ならブッチさんの
携帯を借りれるからいい・・ん。
プルルップルル・・♪
「・・・ハロウ?」
彼が車を端に寄せ、
携帯で話しだす。
どうやら・・
事務所からの電話らしい。
変わらなくてもいいのかな?
「アー、シアサン?
Where are we?(ここはどこ?)」
「It's Takeshita street、
・・Who is it?」
「OK、go now」
「誰? どこへ・・?」
「コレカラキミヲ、
イイトコロニぃ、ツレテイク。」
えっ・・日本語?
なんだ、ペラペラじゃない。
ちょっと何故かホッとした・・
けど。
なぜ何も答えてくれないの?
「アルオトコガぁ、シアサントぉ
"ヤリタイ"ッテ、イッテルカラぁ、
ソコデぇ、アナタヲ・・コロス。」
・・・えっ?
今・・何て?
ルームミラーに映る彼の顔が・・
ニヤァっと笑った・・。
「モー、スグソコダカラ・・!」
そう云えば・・
いつも着く人と違って
彼は私にとっては新顔・・。
"ヤリタイ"
コロス?
どこかに連れて行かれて?
ヤリ終ったら殺すって事・・?
「あ・・嘘・・。」
アメリカなら
こんな犯罪はよく耳にする。
やだ・・!
体が震えて・・きた・・。
信号待ちで彼が
憎々しそうに舌打ちをした。
「アッ! 」
油断したらしい。
チャイルド・ロックみたいな
ものが掛かってなくて、一気に
ドアを開け放つ事ができた。
私は震える足を押さえ、
意を決して車から弾き出たのだ。
「マッテ・コラ!」
車を置いては追いかけて来れない。
「Shit!」
後ろも振り向かず
無我夢中で、歩いた事のない
通りを走り抜けた・・!
( 助けて・・! )
午後2時を回った頃だ、
人は沢山居る。ところが。
「Siaだ・・!」
「うっそ!」
誰かが大きな声で指差すと、
派手な女子高生や怖い風な
お兄さんが一斉に此方を向いた。
"しまった"と思ってももう遅い。
携帯を借りれるからいい・・ん。
プルルップルル・・♪
「・・・ハロウ?」
彼が車を端に寄せ、
携帯で話しだす。
どうやら・・
事務所からの電話らしい。
変わらなくてもいいのかな?
「アー、シアサン?
Where are we?(ここはどこ?)」
「It's Takeshita street、
・・Who is it?」
「OK、go now」
「誰? どこへ・・?」
「コレカラキミヲ、
イイトコロニぃ、ツレテイク。」
えっ・・日本語?
なんだ、ペラペラじゃない。
ちょっと何故かホッとした・・
けど。
なぜ何も答えてくれないの?
「アルオトコガぁ、シアサントぉ
"ヤリタイ"ッテ、イッテルカラぁ、
ソコデぇ、アナタヲ・・コロス。」
・・・えっ?
今・・何て?
ルームミラーに映る彼の顔が・・
ニヤァっと笑った・・。
「モー、スグソコダカラ・・!」
そう云えば・・
いつも着く人と違って
彼は私にとっては新顔・・。
"ヤリタイ"
コロス?
どこかに連れて行かれて?
ヤリ終ったら殺すって事・・?
「あ・・嘘・・。」
アメリカなら
こんな犯罪はよく耳にする。
やだ・・!
体が震えて・・きた・・。
信号待ちで彼が
憎々しそうに舌打ちをした。
「アッ! 」
油断したらしい。
チャイルド・ロックみたいな
ものが掛かってなくて、一気に
ドアを開け放つ事ができた。
私は震える足を押さえ、
意を決して車から弾き出たのだ。
「マッテ・コラ!」
車を置いては追いかけて来れない。
「Shit!」
後ろも振り向かず
無我夢中で、歩いた事のない
通りを走り抜けた・・!
( 助けて・・! )
午後2時を回った頃だ、
人は沢山居る。ところが。
「Siaだ・・!」
「うっそ!」
誰かが大きな声で指差すと、
派手な女子高生や怖い風な
お兄さんが一斉に此方を向いた。
"しまった"と思ってももう遅い。


