「・・ココに連絡してあるから
彼と一緒に行ったらいい。」
「ジュード、仕事??」
「ああ。
歌番組の収録があるから。
また夜に会おう、電話する。」
「絶対よ?」
夕方を過ぎ、
俺は事務所入り口で名刺を
彼女らに渡してから別れた。
タクシーが出て行ったのを隠れ
て見ていた恩田専務が隣に立つ。
グラドルばかり扱っている所を
紹介したのは実は彼だった。
「・・今日出来る仕事を回して
やってくれと云ってあります。
これ以上ウチとしても
関わりたくありませんからね。」
「・・ええ。」
「私、個人としては貴方もです。
物には順序ってものがある。
貴方を・・見損ないましたよ。」
「ええ・・、じゃあ。」
何を云われても仕方がない。
振り向きもしないで車に乗った。
俺は1人、彼女が借りている
ウィークリーマンションへと
こっそり戻った。
合鍵は持たされていない。
ココは一階だし出て行く時
ちゃんと窓を開けておいた。
部屋に入るとカーテンを閉め、
物を動かさない様に物色。
(オリジナルのみ・・ある筈だ)
あの女は機械に弱い。
おまけに
金を挟まない頼み事はしないし、
人を絶対に信用しないから
ダビングは一切していない。
また、それが出来る様な
時間を俺が与えてはいない。
俺とは体の関係もあるし、
もう奪い取ったと云う事で
安心しきってた。
前から怪しいと思っていた
大きな木造の化粧道具入れ。
その中の小さな引き出し・・。
左右の引き出し両方ともが
メモリー・スティックだらけだ。
「上映会だな」
これだけあれば
タイクツしないだろう。
ヒトツヒトツ再生していき、
その中からお目当ての
ものは直ぐに見つかった。
俺は急いで電気屋に行って、
全く同じ
M・スティックを購入して来た。
念には念だ。
もう暫く調べてみる必要が有る。
万が一、
コピーでもあったら厄介だ・・。
彼と一緒に行ったらいい。」
「ジュード、仕事??」
「ああ。
歌番組の収録があるから。
また夜に会おう、電話する。」
「絶対よ?」
夕方を過ぎ、
俺は事務所入り口で名刺を
彼女らに渡してから別れた。
タクシーが出て行ったのを隠れ
て見ていた恩田専務が隣に立つ。
グラドルばかり扱っている所を
紹介したのは実は彼だった。
「・・今日出来る仕事を回して
やってくれと云ってあります。
これ以上ウチとしても
関わりたくありませんからね。」
「・・ええ。」
「私、個人としては貴方もです。
物には順序ってものがある。
貴方を・・見損ないましたよ。」
「ええ・・、じゃあ。」
何を云われても仕方がない。
振り向きもしないで車に乗った。
俺は1人、彼女が借りている
ウィークリーマンションへと
こっそり戻った。
合鍵は持たされていない。
ココは一階だし出て行く時
ちゃんと窓を開けておいた。
部屋に入るとカーテンを閉め、
物を動かさない様に物色。
(オリジナルのみ・・ある筈だ)
あの女は機械に弱い。
おまけに
金を挟まない頼み事はしないし、
人を絶対に信用しないから
ダビングは一切していない。
また、それが出来る様な
時間を俺が与えてはいない。
俺とは体の関係もあるし、
もう奪い取ったと云う事で
安心しきってた。
前から怪しいと思っていた
大きな木造の化粧道具入れ。
その中の小さな引き出し・・。
左右の引き出し両方ともが
メモリー・スティックだらけだ。
「上映会だな」
これだけあれば
タイクツしないだろう。
ヒトツヒトツ再生していき、
その中からお目当ての
ものは直ぐに見つかった。
俺は急いで電気屋に行って、
全く同じ
M・スティックを購入して来た。
念には念だ。
もう暫く調べてみる必要が有る。
万が一、
コピーでもあったら厄介だ・・。


