_____私のナカで・・

あまりの勢いに、
その熱さに、痛みを感じた。


「は・・ぁあッ・・ァア!」



脚を絡ませ、
奥の奥まで感じあったまま
彼はありったけのものを
私のナカで放出し続けてる。



「あ・・ッ・・ん、ん・・」



イッてしまった後の顔を
撫でながら見つめられている。

身も心も・・満たさせれるSEX
それは彼も同じ・・
いつもとは違う表情で。

それはどこか不安気で強気さを
失うまいとした少年の瞳みたい。

こんな痛々しい
ジュードも初めて見る。

私はコクと唾を飲み込みながら
まだ胸を弾ませてる。

早くトイレに行かなきゃ・・。



「だめ、放して・・。」

「何所にも行かせない」

「・・・・。」

「絶対だ。」



興奮冷めやらぬ吐息で
まだ足らないとばかりに
口付けを求め奪い続けてる。

私は・・気付いていた。

"行かせない"

そう云って腰に腕を回す、
その言葉の意味にも。


そしてあれが
"死の接吻"だったと云う事も。

だから神は禁じられたのだ。

眠ればどうなるか
頭の隅では解っていた。

この人の腕の中で
最期を迎えるのなら・・
それもいいと思った。

だが・・
彼の"本気"の言葉に
陽の差し込む小さな穴を見た。

閉鎖的な私の扉を叩き壊して
手を掴み、
引き摺り出した2人目の男・・

明かり取りのガラス窓から
暖かな陽だまり、

暖かな温もりを
私にくれた男を

体の上でずっと
抱きしめていた・・。