「恩田さん・・、何だか
凄く緊張してきちゃいました」
大手ペット・ショップグループ
が主催の愛犬家達へのイベント。
ペット・フード専門の会社や、
ペット保険などのそれぞれ
大手企業らが参加するお祭り、
ペット・フェスの会場だった。
シーグラスのペット部門の
数々の商品宣伝を兼ね、
私との握手会が
行われる予定だった。
ペットの販売も
同時にされている為、
この日は
前売りチケットがないと会場に
入場できない事になっている。
舞台裏のテントのイスにすわり
マネージャーと二人で控えてる。
限定されているとは云え、
どうしよう・・緊張が止まない。
お客さんがたくさん居ても怖いし、
ちょっとしか来なても怖い。
自分でもどういう緊張なんだか。
「シアさん、大丈夫ですよ。
何も歌を歌う訳ではないですし、
犬好きの人と交流って感じで。」
「そうですよね、
握手会ですもんね。あの・・もし
お客さんがあんまり来なかったら
ごめんなさい・・。」
「そんな事はいいですよ、我々の
PR不足って事で。ほら、
ラフィが不安がっていますよ?」
肩から提げていたハンモックを膝
の上に置いていた。眠っていたと
思ってたラフィが私を見上げてる。
「出番が終ったら、この子を
直ぐ戻して貰ってもいいですか?」
今日はさすがに人が多くて賑やか
過ぎる。私より先に
ホッとさせてやりたいから。
「了解しました。」
イベントスタッフの女性が
呼びに来た。そして
メイクさんの最終のチェック。
ちゃんとしないと
ラフィが心配しちゃう・・。
「はい、今行きます。」
大きなマイクの音に思わず舞台袖
でラフィの耳を塞いだ。
大きなスピーカーが近かったから。
「・・・では、お待ちかね。
Siaちゃん、どうぞ~!」
"クチにチカラ入れちゃダメだ!"
・・・んっ?
凄く緊張してきちゃいました」
大手ペット・ショップグループ
が主催の愛犬家達へのイベント。
ペット・フード専門の会社や、
ペット保険などのそれぞれ
大手企業らが参加するお祭り、
ペット・フェスの会場だった。
シーグラスのペット部門の
数々の商品宣伝を兼ね、
私との握手会が
行われる予定だった。
ペットの販売も
同時にされている為、
この日は
前売りチケットがないと会場に
入場できない事になっている。
舞台裏のテントのイスにすわり
マネージャーと二人で控えてる。
限定されているとは云え、
どうしよう・・緊張が止まない。
お客さんがたくさん居ても怖いし、
ちょっとしか来なても怖い。
自分でもどういう緊張なんだか。
「シアさん、大丈夫ですよ。
何も歌を歌う訳ではないですし、
犬好きの人と交流って感じで。」
「そうですよね、
握手会ですもんね。あの・・もし
お客さんがあんまり来なかったら
ごめんなさい・・。」
「そんな事はいいですよ、我々の
PR不足って事で。ほら、
ラフィが不安がっていますよ?」
肩から提げていたハンモックを膝
の上に置いていた。眠っていたと
思ってたラフィが私を見上げてる。
「出番が終ったら、この子を
直ぐ戻して貰ってもいいですか?」
今日はさすがに人が多くて賑やか
過ぎる。私より先に
ホッとさせてやりたいから。
「了解しました。」
イベントスタッフの女性が
呼びに来た。そして
メイクさんの最終のチェック。
ちゃんとしないと
ラフィが心配しちゃう・・。
「はい、今行きます。」
大きなマイクの音に思わず舞台袖
でラフィの耳を塞いだ。
大きなスピーカーが近かったから。
「・・・では、お待ちかね。
Siaちゃん、どうぞ~!」
"クチにチカラ入れちゃダメだ!"
・・・んっ?


