Chocolate ~ come true ~

『ねぇ…あ…あの、待って……。』

あたしが話しかけると、彼は一回振り向き、表情も変えないまま何も言わずに歩いていってしまった。



――――――――

あたしは家に帰り、今日の出来事を思い返した。


『本当に……彼が治すことが出来るという男の子なの…?』

あたしは、呟いて考え込んだ。




どこかで見たことがある…。

どこかで会ったことがある…。


なぜかそんな気がするんだ。



考えてる間に、いつの間にか眠ってしまっていた。