『おい…!俺は大丈夫だから……。』

波から横に避けた蓮が階段にもたれかかって座っていた。


『ごめん…ごめんね…。』

あたしは蓮に謝った。



『蓮。階段を走っておりて。あたしは後ろから指示出しながらついていくから。』

あたしが言うと、蓮は頷いて走り出した。


そうとう長い階段…。



『蓮。また波だけど、この波はフェイク!だから、そのまま進んで!』

あたしの指示に


『チェッ!!!勝手な事を(怒)』

女は、かなりイラついていた。