蓮が階段の真ん中辺りまで降りたところへ、下から水が上がってきた。


『こ…このあとは……どうする?』

蓮は後ろに振り向いて、あたしに聞いた。


『それは…ちょっ…ちょっと、待ってね。何か思い出せそうなの(汗)……確か………よ…横に避けて!!階段の端に避けて↑』


蓮もあたしも急いで横に避けると、水はそのまま上へとぬけていった。



『チェッ!もう少しだったのにな(笑)』

女は、ゲームを楽しんでいるかのような態度をとっている。