その瞬間!! 屋根が崩れた。 『な…何で?』 蓮は目を丸くして、あたしを見た。 『感じたの……崩れる感じ。夢で見たんだと思う。あたしが蓮についてきた本当の理由……やっぱり蓮を守るのがついてきた理由なんだと思う。』 あたしは蓮に言った。 そして、あたしが今度は前を歩く! あたしじゃなきゃ、蓮を守ることは出来ないから。 『蓮…行こう。』 あたしは蓮の手を掴んで、崩れた屋根をよけるように前に進んだ。