『う…うん。ちょっとだけ…ほんのちょっとだけなんだけど、気になる事があって……。それで考えごとしちゃってたの(汗)』 あたしは下を見ながら言うと、 『どうした?』 蓮は顔を覗き込んできいた。 『あたし…ここに違和感を感じるの。蓮の思い出の場所を、けなしてるとかじゃなくて、ここ自体に違和感を感じる。下を歩いてる観光客や地元人も、上を歩いてる観光客や地元人も、ごく普通の光景なはずなのに、あたしには違和感を感じる…。そして、何よりもあたしに違和感を感じる。』 あたしは蓮に話した。