『気晴らしにさー、ちょっとだけ観光するか?どうせ焦りじゃないんだし↑↑』 蓮は笑って歩きだしたから、 『うん♪』 あたしは言って、蓮について行った。 ドテッ!! あたしの隣で、男の子が転んだ。 『大丈夫?立てるぅ?』 あたしが手を貸して立たせると、 『見してみ!泣かねぇーなんて偉いな↑↑』 蓮が男の子の頭を撫でたあと、膝に手をかぶせた。 『ほら↑治った♪』 蓮が笑うと、 『兄ちゃん、姉ちゃんありがとう♪』 そう笑い、男の子は帰って行った。