この公園は幼いころよく唯花と遊んでいた。

「ねぇー巧。この公園懐かしいよね…。昔、この公園で巧と結婚の約束をしたよね…」

思い出した…。あれは確か5歳の時だ…。

俺はあれから、唯花のことしか見ていない。

「覚えてるよ。たしか指切りしたよな…。」

「うん。」

「唯花…」

「なに?巧」

「俺が、1人前になったら結婚してくれるか?」

「……ー巧。私でいいの?」

ポロ…
唯花の瞳から涙がでてきた…

「俺は唯花がいいんだ。結婚してくれ」

「…ーはい」


俺達は二度めの結婚の約束をした。



そして今回は、指切りではなく誓いのキスをした…。