永い片思い【短】

それから何分か経過した。

ようやく裏庭の方から高城がやってきた。

明るめの髪、切れ長な目…。

どこから見ても格好いい男だ…。

かったるそうにカバンを脇に抱えて、手はポケットに突っ込んでいた…。

高城が俺に気付いた……

「藤井…」

「高城を待ってた…」