永い片思い【短】

俺は驚いて固まっていた。







その時…
ガタン…ー


「ー……ッ 唯花…」

部室の扉のガラスから唯花と思いっきり目が合った。


唯花は無言で逃げて行った。


「待って唯花…」

「巧先輩! 行かないで…」

「ごめん…俺、唯花以外考えられないんだ…」


俺は慌てて唯花の後を追った。