永い片思い【短】

「巧~。今日はなんか調子悪いな…。せっかく女の子いっぱい来てるのになあ~」

ニヤニヤしながら俺の親友の陸が言う。

「別に…。興味ない…」

「相変わらずつれねえな~。唯花ちゃん意外には興味ねぇ~ってかあ~」

「うるせー」

唯花とは、生まれた時から家が隣で、ずっと一緒に育ってきた幼なじみだ。


俺は、陸の言う通り物心ついた時から唯花が好きだ。