陸は驚いた顔をしてたが、すぐに心配そうな顔に変わった。

「巧…。お前、大丈夫なのか?
お前は、気持ちを伝えなくていいのかよ…」

「今更だよ。告ったとしても、もう高城と付き合い始めたんだから唯花が困るに決まってる。
俺は、幼なじみとして接することに決めたんだ。」


そう。俺は昨日そう決めた。

唯花への気持ちは封印したんだ……



だけど陸は心配そうな顔をしていた。

俺は思わず陸から視線を外した。