荊姫~第二章~

「花……?」

体を起こしたユキが目にしたのは

まわり一面に咲いている

たくさんの花だった

そして

上を見たユキの目に映ったのは

「……綺麗な……空」

穢れのない綺麗な空

ユキはしばらくその空を

ボーッと見ていた

「……みんなに見せたいな」

ユキはポツリと呟いた

「…ん?みんな?……あれ?」

ユキは周りを見渡した

ここにはユキ一人しかいなかった