荊姫~第二章~

「主!!」

「ユキ!!」

誄華と紫苑が駆け寄ってくる

「ユキ、わりぃ……強く揺さぶりすぎた」

紫苑がシュンとした顔で謝ってきた

「だ、大丈夫です、紫苑のせいじゃないです」

そう言うと、少し裂に小突かれた

「馬鹿、大丈夫じゃねぇだろ……立てるか?」

「……立てません」

少しムッとしながら言った

……小突かなくてもいいじゃないですか