荊姫~第二章~

俺たちはそんなユキを見て

唖然としていた

「……ごめんなさい」

ユキは

深々と頭を下げてきた

「っあ、頭を上げてください、主」

「そ、そうだ、誄華の言う通りだぜ」

「お前が謝る必要はねぇよ、あんのは紫宛だけだ」

「なんで俺!?」

いつものように紫宛をからかうと

ユキがクスクスと笑いだした