~翌朝~

俺とユキは

村を出て『シェアル国』へ向かっていた

医者には止められたが

來菜の説得のおかげで許可がおりた

「……ユキ、足痛くないか?」

「大丈夫です、これくらいへっちゃらです」

村を出てからずって歩きっぱなしだ

ユキの足に負担をかけないようにゆっくり歩いているが

やっぱり心配だ