荊姫~第二章~

ユキはそれを構えて撃った

ズガガガガガガガ!!

「なっ!?」

エイラはその攻撃を見て立ち止まった

「あれは……ライフル!?」

ライフルを見て顔を青ざめたエイラは

攻撃の的をユキから誄華と紫恩にかえた

「くっ、まずあんたたちからよ!!」

紫恩と誄華は突然のエイラの攻撃に反射的に横によけた

それを見たエイラは

倒れている裂を起こし、後ろから首に剣を当てた

「っ裂!!」

「動かないで!!」

ユキは裂を助けようと走ろうとしたが

エイラが剣を裂の首ギリギリまで持ってきたため

動きを止めた

「クスクス……動けば彼の首が飛ぶわよ…」

ユキはエイラを強く睨みつけた

だがエイラはそんなユキを嘲笑うかのように

地面に魔法陣を出した