荊姫~第二章~

「ユキ!!」

裂の叫び声が聞こえた瞬間

裂がユキを庇ってユキの前に立った

「なっ、裂!?」

「くっ、間に合えっ!」

ユキの目の前に裂が立ったのを見て

誄華は魔法を相殺するために別の魔法を放った

だが

ドンッ

「ぐっ…」

数秒遅く

魔法は裂に当たり、裂は後ろに倒れこんだ

ユキはとっさに裂を受け止めた

「……ぁ…」

そしてユキは裂を見て固まった

裂の背中からは塞がり始めていたであろう傷が開き

血が流れ出していた

そしてよく見ると、腕や足、顔のところどころに傷があった

「…れ…つ……?」

「ぅ……ユキ…だいじょうぶ……か?」

裂は荒く呼吸をしながら

ユキに訪ねた

「私……は…平気」

ユキはとぎれとぎれに言った

裂は安心したのいか気を失ってしまった