荊姫~第二章~

「……これくらい…」

「大人しくしてて」

ユキは底冷えするくらい冷たい声で言った

「私がー…裂のために殺してきてあげる」

「っ……ユキ…」

裂はユキの笑顔を見て悲しそうにつぶやいた

そしてこう思った

“狂ってる”と…

「……クソっ…」

ユキと裂が話している間に

エイラは立ち上がり

攻撃態勢に入っていた

「…私を……なめるなー!!」

エイラはユキに向かって闇魔法を放った

「やっと見つけた……って、ユキ危ねぇ!!」

「主!!よけてください!!」

エイラが魔法を放った瞬間

誄華と紫恩がユキと裂を見て叫ぶ

だがユキは声が聞こえてないかのように

ヘラヘラしていた

「あー……なんか来てるー…」

ユキはヘラヘラ笑いながら片手をかざした

その瞬間

ガクンッ

「…あれー……?」

ユキの足から力が抜けた

「ユキ!?」

「(あれー……私…死ぬのー?)」

ユキはそんな事を思いながら流れに身を任せた