あと4日、私はこの家とも
川上てもおさらばだ。
また普通の生活に戻り、
犬レベルの生活にもがくのだ。
ベッドに寝転がり、カバンから現金の封筒を取り出した。
こうみると、20万なんて薄っぺらのただの紙だ。
それを丁寧に一枚ずつ使うのが馬鹿馬鹿しいなと思った。

全く、お金でも満たされない心が厄介だった。


久しぶりに3人の夕御飯だった。
私は慣れたように定位置に座った。心なしか友里菜さんの視線を感じた。私は知らないふりをして外を見た。


こーやってまりさんと3人で食事をするのはあと・・・3日?寂しいわね
と友里菜さんが口を開く。

日数が若干違ってたけど気にせず相槌をした。

あと1つ。明後日最後に仕事があるんだ。予定大丈夫かな?
違った空気を出したのは川上だった。
皆それぞれテンションの違う空気が見えないけどおかしかった。

大丈夫です
他愛ない話で、口数で、終わった。