目を覚めるとベットで横たわってた。
目が疲れた、時間は夜中の3時を指していた。

迷惑だよね、谷田さんにお礼したい。だが、迷惑・・・だよね。
と部屋をウロウロしてたら、
扉が開く音がした

二階には確か谷田さんと私しかいないはず!
そう思いゆっくり扉を開けた。

谷田さんが階段を降りるところだった
気持ちより行動が先に出てしまい、名前を呼んでいた。

谷田さんは驚きながら、
ご気分はどうですか?
と優しくいつものシワに沿った笑顔があった。

もう・・・平気です!ご迷惑おかけさました・・・。
そう言うと谷田さんは、何か飲み物持ってきますね。と階段に向かった。

ちょっ・・・!息の音のように呼び止めて部屋に入ってもらった。

今日、あれ?昨日っ?のことは友里菜さんにも勇人さんにも言わないでください。変な心配されるの嫌いだし。

悩んだ顔は悲しそうだった

あと・・・明日の夜20時、車を出してほしいんです。出来ればこれも内緒で

車を出すのはいいですが・・・、どこに行かれるのですか?

あの、日の山会社のパーティーがあったホテル。

誰と会われるのですか?

・・・友達。ずっと昔の
時計の針の音がやけに大きかった。
・・・わかりました
渋々了解をしてくれた。

ありがとうございます

谷田さんは席を離れ、扉に手を掛けた。何かを考え、まりさんと声を掛けられ ん? と返した。

私はこの間、あなたの事を大切なお客様と言いました。1週間程しか経っていないけれども、私もお手伝いの者も家族のように愛しく思っていますよ。

じんわり、と私の中に染み込んだ
はい。と返事をして谷田さんがいなくなった部屋でポロポロ涙が流れていた。