「春菜… 確かに俺は、お前に『春香』という女性を重ねている。 でも、今は… 春香の微笑みより春菜の微笑みが、先に頭に浮かぶんだ」 『うちは、翔也はんという方を、兄のように慕っておりました。 始めは… 喧嘩してしもたんどすけど、翔也はんは、うちを… 親以上に包み込んでくれはりました』 やはり、春香と似ている。 俺と、禁忌を犯そうと… してた春香に。 .