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「「 おめでとーっ! 」」



花吹雪がヒラヒラと青空に舞った。



幸せそうな笑顔を見せる2人に、こっちまで幸せな気持ちになる。




「お兄ちゃん、知香ちゃんおめでとう!」



「おぉ、サンキュ!」


「ありがとう!」



フワリと微笑んだ知香ちゃんは、本当にキレイで見とれてしまった。




「俺たちも、近いうちに……な?」



耳元でそう囁かれて、胸がキュンとした。



顔を上げれば悠ちゃんが微笑んでて。



今日の悠ちゃんは普段あまり見ない灰色のスーツだから、一段とカッコいい!



それに髪型も前髪を上げてて、いつもとは違う雰囲気なんだもん。