ただ



捨てゴマだったボクも盤上にいた頃があったはずなんだ。


ボクの思い上がりかもしれないけど、あの時は確かにそう思ったんだ。

キミはボクの事で困ってみせてくれてたから。


だから、キミはボクを想っているんだと思ったんだ。あの時そう感じたのはきっと勘違いじゃなかったはず。



キミの生活の中にボクが居て、キミとボクは繋がってた。

キミと紡ぐ毎日は、遠い未来まで見せてくれた。



だって、キミは約束してくれたじゃない?ずっとずっと一緒に居てくれるって。
まるで何かの儀式みたいに誓ってくれたでしょう?


この先進む道がどんなものであっても、ボクの手を引いて歩いてくれるって。