天災は突然訪れて、しばらくすれば街は何事もなかったかのように動きだす。キミととても似ているね。ある日、何の前触れもなく降りてきてボクの心をかき乱したのはキミなんだよ。そして、確かな爪痕だけを残して去っていったのもキミ。たとえそれが夢とか幻だったとしても。キミが残した傷を眺めて涙を流すボクの事を否定しないで。たとえボクが過ちを侵していたとしても。嵐で突き崩された街の面影を忘れないで。キミを愛した事で臆病にもなったけど、ずるくて強くなったボクの事を見捨てたりしないで。
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