あたしの彼氏は先生

「泣きやんだか?」

「…うん」


先生に迷惑かけたよね。

(ごめん)
と心のなかで謝った。


「ふぅ〜っ良かった…お前に泣かれるとどうしたらいいかわからなくなるんだよ」


とさっきとは違う優しい笑顔で話してくれている。
先生は私が泣いている間ずっと優しく抱きしめていて耳元で大丈夫、大丈夫と何度も言ってくれた。


昨日の意地悪とは違う優しさで。


うれしかった…
本当はすっごくうれしかった。

叫んだ後にすぐに来てくれた事、
泣いている私を優しく抱きしめてくれた事、
送っていってやるからと言ってくれた事、
そしてこうやって笑顔で話をしてくれる事…
全部が嬉しかった。


そして愛しくなってしまった…


叶わない恋だとしても私は先生に恋してしまったんだ。


「…ごめん」


私は真っ赤になっている顔を下に向けながら言った。

「さっ!!もういい帰るぞ」

そう言い終わるとクシャッと私の髪を撫でて私の手を引っ張った。


「!!??ッ先生!!??」


なんで先生と手繋いでんの私???!!あぁそっか…先生が私の手を引っ張って…

「怖いんだろ?」


と言うとまたさっきの意地悪な笑顔に戻った。


(先生のバカーッ!!!)