そして、あたしの……僕の親戚全て


東条 戒斗は行方不明とされたが、僕が妹は化け物に食べられてしまったと証言していたので


東条 戒斗も状況からして死んだも同然の扱いとなった。


―戒斗お前は僕が殺す……それまではあなたが犯人だということは言わないよ―


そしてもうひとつ、僕がしたことは


―なりかわり―


これからの事を考えると女の子というのは不利だと思った。


だから、唯一の生き残りという立場を利用し、自分自身を殺し、兄の利都が生き残ったかのように証言した。


この事件を境にこのニホン国に化け物…魔物が現れるようになった。


十中八九東条 戒斗の仕業だろう…


―――それから時は流れ―――