恋はイヌほどに口をキク


》コンコン《


――何だ?


ナイだったら自分で開けられるのに……


扉を開くと、大きめの芝犬が
クリっとした瞳でワタシを見上げてる


「カワいーっ!!!
 どっから来たの?」


そう言ってからハッとした