『だーれだっ』 けんちゃんの声が後ろから聞こえた 『…けんちゃん??』 『あったりぃ〜』 街ゆく人がみたら 恋人のじゃれあいに みえたんだろうな でも そのやりとりのおかげで ワタシの緊張がほぐれた それからワタシたちは 横並びで ひたすらしゃべりながら 歩いた