気がつくと、翌日の朝だった。 なぜかタオルを巻いて、布団に横になっている。 “おっ、詩音気づいた?” “ん?私・・・?” そう言えば、昨日シャワー借り手からの記憶がない。 “風邪だったみたいだよ。もう大丈夫?” “ハイ。すみません、ご迷惑おかけして” “良いのよ。詩音は私の妹みたいだから” “ありがとうございます” “それにね、私は今帰ってきたところで、それまでは直がついてたの” “えっ?”