その会話も長くは続かず、彼の一言によって、私はシャワーを借りることになった。 正直、ずっと寒かったからすっごくありがたい。 けど、温まってるうちにだんだんと意識が朦朧としてくる。 何が怒ったのかもわからないけど、先輩の慌てる声と、タオルか何かをかけられた気がする。 暫くして感じる浮遊感と、優しく包み込まれる感覚。 だけど、目を開けることは叶わなかった。