“じゃあ、そんな詩音に助言を1つ。 その長谷川君、彼女と別れたって。前の大会で詩音にあって、それから彼女に冷たかったんだって。 で、さっきの写メが彼女に確信を持たせて、長谷川君、振られちゃったんだって。 詩音、どうする? この先の行動は詩音次第だけど、そろそろ‘マリン’の正体明かしてもいいんじゃない?” “――そうかもね。 明日はまた早いし、そろそろ寝ようか” 詩音はそう言って電気を消した。