“うっわー、前も思ったけど、詩音の家キレイだよね”


“ありがとう。まぁ、勉強するか寝るかしかないからね”


そう言いながら、由貴に席を勧める。


“ねぇ、詩音。実際に長谷川君とはどうなの?”

“はぁ?”


あまりにも唐突な由貴の発言に、私の手は止まった。