“ホントだー、珍しーい。


って、これいつの写メ?私記憶に無いんだけど”


“うっわ、詩音!いつ来たのよ?”


凄みを聞かせて言う私の目線の先は、由貴のケータイ。


“今。っで?由貴、どういうことか説明してもらおうか?”


そう言うと、ヒーヒー言いながら、由貴は私が電車で酔った朝のことを説明した。


“でも、ホントに絵になってるんだもん。詩音にも転送してあげる”


“ちょっと…”


完全に開き直っていらっしゃる…。


この日、散々大騒ぎした挙句、由貴は家に止まりに来た。


まぁ、どうせ明日学校休みだしね。