記者がいなくなると、、由貴が言った。


“詩音、こんなところで堂々と着替えないでよね。女子高じゃないんだから”

“・・・?”

“まったく。この前大胆に着替えたでしょ?”

“なんで知ってるの?ってか、しょうがないじゃん。由貴の応援に早く行きたかったんだもん”

“あれ、ばっちり見られてたから。若葉学院の人たちに。昨日翔に注意されたの”


“・・・、ねえ由貴、翔って誰?”

“・・・、昨日言ってた友達。まあ、今日からは彼氏だけど”

“由貴恋愛してるじゃん!よかたね!”

“あんたも頑張りなよ?昨日長谷川君と良い雰囲気だったじゃない”

“そんなことないよ。あれは私じゃないもん”

そう言えば、由貴は分からないという顔をした。