私の名前は電光掲示板の1番上にあった。


表彰台に上がると、、私の目は素早く由貴を捕らえ、大きく笑って見せた。


もちろん、由貴もすでに優勝を決めていて、私に向かってVサインを出してくれた。



私が由貴の所に行くと、大勢の記者に囲まれた。




“県立の女子高からの快挙ですねー。普段の生活は?”

“部活か勉強しかないですね。私は恋愛したいです”

由貴が答えた。


“女子高生ですもんねー。桜木さんんは?”

“私は部活と勉強で十分です。毎日が楽しくて、それだけで幸せです”

“かわいらしい回答ありがとうございましたー”


記者たちは、この後も取材があるらしく、バタバタとあわただしく去って行った。