“はい、出ました―、詩音の新記録宣言” “由貴、宣言はしてないから” こうして騒いでると、体育の授業も終わって、次の授業へと移っていく。 “暑い!!” “えっ?私はちょうどいいけど?” “そりゃあんた、詩音は休憩時間がいっぱいあったから汗引いてるだろうけど、うちらはまだ引かないの” “ふーん、それはまあ、ご愁傷様です” “あんた、何とも思ってないでしょ” “うん、だって次の授業爺だからゆっくり着替えてたって大丈夫じゃん” “それもそうなんだけどね”