「…それでね!それでね!…」 「……………。」 でも 時折彼の表情はあたしに向けられなくなる。 「……奏くん…?」 愛しいそうなその視線。 奏くんが何を見ているのかは分かっている。 決して自分には向けられない瞳。 奏君が、あたしを好きじゃないなんてことは知ってる。 付き合い始めたのはほんのなりゆきみたいなもんだったから。 _____