舞台袖に下がった私とその男の子。
でもよく見ると、悔しいけど、
かっこいい・・・。
でも、どっかで見たことがあるような・・・。


「あの・・・」

「ちょっと来て」

はい?口調が・・・

「早く来いよ」

「は、はい」


連れて行かれたのは、誰も通らなそうな廊下。


「なんですか?」

「さっきも言ったとおり、今日から俺の彼女だから」

「え?」

「彼女。携帯かして?」

「あ、はい・・・」

目の前で私の携帯に男の子のアドレスが入れられていった。