暫く道を走っていると、純はある事に気付きました。


「……何や、お前ら××会社ゆーたんが聞こえんかったんか!?」

そうです。

車が、純の目的地とは全然違う方向へ向かっているのです。


助手席の男が、ほくそ笑みながら振り向きました。

「お前……知らねぇのか?
最近ここら辺で話題になってる事件………」

「知ってるっちゅーねん、それくらい。少女連続誘拐殺人事件やろ?」


助手席の男ははははと笑ってから叫びました。

ていうか「は」が多過ぎて読みにくいですね。


「その事件の犯人が、俺たちなんだよぉ!!!」