学園長室に入ると学園長と全学年の主任が揃っていた。

椅子に座ると学園長が

「すまないね急に呼び出して。」

「何の用ですか？」

「君に生徒会長をやってもらいたいと思ってな。」

「…お断りします。」

「ダメじゃ。もう書類にして配ってしまったからの。それにこれは、前任者からの指名だしの。」


ダークは、仕方なく生徒会長の職を受け書類を貰い自分の担任とともにクラスに向かっている。


クラスに着くとダークは、席に座り貰った書類に目を通した。


今日は、始業式だけだったので式が終わった学校には、ほとんど人が居なかったがダークは、図書館で教科書を広げていた。


勉強を止め休憩しているとダークの後ろにあった窓の枠に一匹の黒い鳥がとまった。

「…何か用か……ミレー。」

「私が会いにくる時は、どんな用件かわかってるでしょ。」

黒い鳥は、姿を女性に変えダークの首に腕を絡めた。

「仕事よ。し･ご･と……」

「はぁ…で内容……ミレー隠れろ。」